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科学部 生物分野の研究 |
昆虫班 「北九州におけるクワキヨコバイの生物地理的研究」
〜研究内容〜
カメムシやセミの仲間である“ヨコバイ”という昆虫の研究を行っています。そのヨコバイの中でもクワキヨコバイと呼ばれるグループは、日本列島でとても多様な種分化をしています。近縁な種同士は山脈や河川などの地形を挟んで棲み分けをしており、地域の環境ごとの特徴がはっきりと現れます。北九州は関門海峡や遠賀川、皿倉山など多様な地形が見られます。これらがクワキヨコバイの分布にどのような影響を与えているのかを調べています。研究は、クワキヨコバイが現れる5月〜6月に野外採集調査を行い、それを標本にしたり解剖をして顕微鏡で調べます。 |
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クワキヨコバイの一種(体長8mm) |
分類体系 |
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野外採集 |
標本作製 |
標本の解剖と同定作業 |
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〜高大連携〜
この研究は専門的な技術や知識が必要となるため、九州大学農学部昆虫学教室に協力をお願いしています。大学の先生に八幡高校で昆虫学の出前講義を行ってもらったり、こちらから大学へ伺って標本室調査や研究機器の取り扱いについてのレクチャーを受けました。 |
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昆虫学の講義 |
DNA解析実験実習 |
顕微鏡撮影の技術習得 |
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九大所蔵標本の調査 |
プレゼンテーションの指導 |
野外調査の実習 |
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