2年生理数科 筑波研究学園都市研修旅行報告③

記事公開日:2026年7月31日

7月30日(木)


 令和8年度筑波研究学園都市研修旅行3日目の研修6〜7として、本日も各班に別れて研修を行いました。


 奥村組技術研究所では、まず建物の揺れから居住者を守る技術として、免震技術の説明と実際に施工されている床下などを見学させて頂きました。他にも室内の残響の影響や騒音の相殺を実験できる部屋、家屋の振動実験設備、建材に強い力を加えて耐久性や壊れ方を調べる装置、環境保全のビオトープ研究、陸上養殖の研究まで他分野に渡る研究を見せて頂き、生徒も大興奮の研修でした。


 国際農林水産業研究センターでは農業、水産業、林業の3つの分野において、世界30ヵ国以上の国と連携し環境保全を行っていると説明を受けました。ゲノム分析を使用した遺伝子組み換えによるイネの変化を実際に穂の数を数え確認させていただきました。また、水田内での魚の養殖についても説明いただきました。実際にカニやエビなどがどのような環境で育つかを試している施設も見せていただき、カニの餌やりも体験させていただきました🦀


 AIST-Cubeでは、水素吸蔵合金で安全な水素を大量に貯蔵する技術やセルロースナノファイバー(植物由来の新材料)などの説明を受けました。実際に体験できるものもあり、特に座ったままの転倒リスク評価のコーナーでは、たくさんの生徒が体験して楽しんでいました。


 地質標本館では、入り口付近の天井には日本地図があり、地震の大きさが球のサイズ、深さが棒の長さで表されていました。日本列島大型3Dプロジェクションマッピングを使用して、活断層や今回の熊本地震についてのお話など職員の方に説明をしていただきながら、館内を見学しました🏔


 霊長類医科学研究センターでは、「SPFサル(特定の病原体を持たないよう厳格に管理されたサル)」の飼育環境を見学しました🐒 iPS細胞を用いた再生医療の安全性評価において、同施設のカニクイザルが重要な役割を果たした実例を知り、最先端の科学技術の発展と、それを陰で支える生命の尊さや倫理について改めて考える、大変貴重な機会となりました。


 森林総合研究所では、昔から現代までの育種の特徴と仕組みを説明していただきました。昔は交配や突然変異の厳選で良い種を残してきたが、今では遺伝子組み換えやゲノム編集などに変わってきていることを学ばせていただきました。また動物との共存では、クマに焦点をあて、クマの食性や性質から、なぜ人里に降りてくるのかなどを教えていただきました🐻また自然界の多様性として、たくさんの昆虫の標本や、実際の昆虫などを見学させていただきました。


 理化学研究所では研究所の概要説明を受けた後、研究内容の説明動画を視聴しました。その後研究員の方から「マウスリソース:どうやって維持、保存しているの?」というテーマで講義を受けました。最後に研究室を見学し、実際に顕微鏡を操作したり冷凍精子を解凍したりとても貴重な体験をすることが出来ました🔬


 那珂フュージョン科学技術研究所では、「地球に太陽をつくる」をテーマに、核融合からエネルギーを取り出すために世界中の科学者が切磋琢磨していることをご説明頂きました🌎🌞その後、役目を終え、解体保存されている核融合炉を見学させてもらって、どのようにしてプラズマを融合炉の中に閉じ込めるかなどの理論を丁寧に説明して頂きました。そして中央制御室の、実際に融合炉を管理している席に座り、融合炉を試験稼働した際の記録映像を中央モニターで見たときは、まるで稼働試験に参加しているかのようで素晴らしい体験をさせて頂きました。


 雨の影響か、ホテルに虹も出ており、とても良い1日となりました。


 夕食後の研修8では、これまでの研修を振り返り、まとめる作業をしました✍研修毎にとったメモを見ながら文章にまとめることで、何を学んだか、何に疑問を持ったのかを再認識でき、有意義な時間となりました🎵

 研修旅行も3日目が終わりました☺

 明日はいよいよ日本科学未来館へ訪問します!