山崎直子氏講演会が行われました

記事公開日:2024年10月4日

令和6年10月1日(火)

 山崎直子さんをお招きし、「宇宙、人、夢をつなぐ」と題してご講演いただきました。

 山崎さんは1999年、宇宙飛行士候補者に選抜され、2001年に宇宙飛行士として認定されました。2010年、スペースシャトル「ディスカバリー号」によるSTS-131ミッションのMSとして参加され、物資移送作業全体の取りまとめや、ISSのロボットアームの操作などを担当されました。

 幼少期にテレビで「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」(北九州市出身の漫画家・松本零士さん作)を見たことがきっかけで宇宙に興味を持ち、大学時代のアメリカ留学で70歳代の現役ヘリコプターパイロットの女性と出会ったことで、自分の中にあった年齢やジェンダーバイアスに気づくことができた、と自らが宇宙飛行士になるまでの経緯について語られました。

 宇宙飛行士候補者となってからは、宇宙船の搭乗メンバーに選ばれる日を待ちながら様々な訓練を積み、「うまくいかないことがあったとしても何度も挑戦できる、宇宙が好きという気持ちがあれば努力さえも楽しく、今できることをとにかくやる」という思いで過ごされたそうです。

 八高生へのメッセージ:『wonder(未知)』+『full(たくさん)』=『wonderfull(すばらしい)』

 高校生という時期は可能性がたくさんある大事な時期です、色々なことにチャレンジして可能性を広げてほしい。悩んだりすることもうまくいかないこともあると思うけれど、『正解』という道はない。自分の歩く道を正解にしてほしいです、と温かいエールをいただきました。

 最後に、質疑応答では生徒から多くの質問が寄せられ、笑顔で丁寧に回答して下さいました。

 山崎直子さん、本当にありがとうございました。

 また、KBC九州朝日放送「KBCnews」にてこの様子をご覧いただけます。