第2学年普通科では「総合的な探究の時間」において、「地域や人々の抱える課題を解決するために、私たちにできること」 について、調査・研究し、アクションプランを考察する探究活動を行っています。班ごとに設定した目標の達成に向け、行動計画を作成し、実際に企業や小中学校、行政機関などと連携して幸せな社会の実現を目指しています。
令和7年3月26日(水)、高校生版CEOオーディション成果発表会を開催しました。
「高校生版CEOオーディション(主催：一般社団法人e-donuts)」は、社会課題解決アイデアに取り組む高校生が、探究内容や課題解決策についてプレゼンテーションを行い、全国の経営者や地域企業、行政の方からフィードバック及び実行支援をいただくプログラムです。今回は、夢現∞プロジェクト探究班のうち５グループが1年間の探究成果を発表し、講評をいただきました。
【生徒感想抜粋】
・７月の時点では、アクションプランを計画しているだけでこれといった実行はできていなかったけれど、今回は自分たちが行ったこと、そしてこれから後輩に引き継ぎたいこと、広めたいことなどを自分たちなりに伝えることができたのでよかったと思いました。高校生だけでは気づくことができない視点での意見を頂き、そんな考え方もあるのかと沢山のことを学ぶことができました。また、他の班の発表を聞いて、発表の仕方やスライドの作り方などとても参考になることが多く、今後の生活で活かしていきたいと思いました。
・スライドを作ったり原稿を見ずに発表したり、様々な職業・立場の大人の方からのアドバイスをいただいたり、多くの経験ができました。自らがやってきた活動を人前で発表することに、緊張よりも伝える楽しさを感じられるようになったため、これから発表する機会が訪れたとき、ここで学んだことを活かして楽しんで発表していきたいです。この活動では、高校生ならではの視点を大事にしてきましたが、この先も、大学生ならでは、私ならではの視点で様々な問題について考えるようにしていきたいです。
・探究することは高校生だけでなく、大学進学、就職をしても必ず必要になるものだと思っています。中間発表から今回までで身についた忍耐力や柔軟な思考力、行動力、計画力はこの先の自分にとても大きく影響します。そのため、大学や就職の場面ではもちろん、日常生活でもこのような力は活かせると思います。オーディションのおかげで自分たちにさらに自信をもつことができました。この自信を胸に、これからの高校生活、また将来に活かしていこうと思います。このような機会をいただき本当にありがとうございました。
【会場の様子】
【活動にご協力いただいた皆様(順不同・敬称略)】
- 一般社団法人e-donuts
- Team Energy株式会社
- 北九州市役所
- 大英産業株式会社
- 株式会社タカギ
- 株式会社ドーワテクノス
- 9Capital
夏に開催された中間ピッチから約８カ月。生徒たちは、「自分たちのアクションプランを、机上の空論ではなく目に見える形にするんだ」という強い意志をもち、試行錯誤を繰り返しながら探究活動に向き合ってきました。その成果を、行政や企業の方々にご覧いただき、新たな視点やより大きな実現可能性についてフィードバックをいただけましたことは、生徒たちにとって本当に貴重な経験になりました。
ご協力を頂きました各機関の皆さま、本当にありがとうございました。
