校章
昭和23年4月の学制改革に伴い、旧制八幡中学から新制八幡高校に移行したとき、この校章が制定されました。高を囲む円は本校の校訓である「誠」「鏡」から鏡を図案化したもので、「心の鏡」「鏡の如く曇りない公明正大の精神」を意味しています。
周りに3本のペンを八幡高校のイニシャルであるY字型に配置していますが、これは「3S精神」(Spirit・Study・Sport)を意味し、不撓不屈の精神のもと文武両道の八高生たれとの願いがこめられています。
校訓
誠 ちよろづの教のもととまもれ人 誠ひとつのひとすじの道
鏡 朝夕に磨けとてこそ仰ぐなれ 心の鏡くもりなきまで
本校の校訓は二首の和歌からなり、全国でも大変珍しいものです。この歌は初代芹沢政衛校長が詠んだもの「心の鏡に映しみて自らを常に顧み、誠一筋の道を歩む」との願いが込められています。草創期より連綿として受け継がれ、同窓会も校訓にちなんで 「誠鏡会」 と称しています。
校歌
I | 洞海のほとり うすがすむ 希望にもゆる朝ぼらけ 磨くは叡智 修むる徳義 八幡八幡 栄光ある母校 帆柱の嶺に 日ぞ照りわたる | II | 鉄の都の 暮れゆけば 求真のたいまつ かかげつつ 誦する経史 稱ふる祖国 八幡八幡 輝く母校 九州の野に火と燃えさかる | III | 高き理想を誇りつつ 剛健の氣風 養ひて たゆまぬ努力 ゆるがぬ心 八幡八幡 我等が母校 御国のためにいざ雄飛せん |
本校の校歌は昭和初期に作成されました。
戦前~戦後、旧制~新制と一貫して、一字一句修正されることなく連綿と歌い継がれています。
下記をクリックしていただくと、校歌をお聞きいただけます。
讃歌
I | その名も清田の 丘に寄る 眉 涼やかな 若人よ 誇れ八幡の 歴史を その昔 遠き 文の華 招きし 故郷ぞ 近き代の 創生の証 くろがねを 生みにけらずや 汝が故郷は! | II | 高炉の台 繞る野に 英知の旗を かざしつつ 春秋めぐる 一世紀 栄枯の風に 洞海の 潮騒 哭くも あらたなる 門出の黎明は いまぞ明く 直に 進け 進け 若き児よ! | III | 学びの道の けわしさに 練磨の汗の きびしさに 耐えて伸びゆく 汝が瞳を 濡らすは熱き 友情よ 汝 この校庭にはぐくまれ ここより巣立ち ゆく生命! ああ 讃えよやこの母校! ああ 讃えよやこの母校! |
本校の讃歌は昭和54年(1979年)の創立記念事業の一環として作成されました。
作詞者は上野 登史郎先生、作曲者は南 弘明先生です。平成11年(1999年)の創立80周年記念式典において、二番の歌詞が『春秋巡る70年』から『春秋巡る80年』に変り、現在は一世紀へと歌い継がれています。
下記をクリックしていただくと、讃歌をお聞きいただけます。