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半翅目を中心とした八幡高校の昆虫相 |
この新種の昆虫は、平成24年度の理数科課題研究で生徒が行った昆虫調査で採集されました。九州大学生物資源環境科学府の大原直通 博士に調べて頂いたところ、新種であることが判明しました。これは“ヨコバイ”(英名では
Leafhopper “葉っぱで跳ねる虫”)という、セミに近縁な小型(3〜15o)の昆虫で、日本には約550種が分布しています。
八幡高校の新種は、その中でもとくに小さい約3mmの“ヒメヨコバイ”と呼ばれるグループに属しています。大原博士によって、学名を「Trifida bilobata (トリフィダ ビロバータ)」と命名され、和名には八幡高校にちなみ「ヤハタヒメヨコバイ」と名付けられました。高校の敷地から新種が見つかり命名される大変稀な発見となりました。現在のところ、ヤハタヒメヨコバイは八幡高校以外の場所でまだ見つかっていないため、これからの周辺地域での調査が期待されます。 |
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ヤハタヒメヨコバイ
(体長約3mm) |
【新種が発表された論文】
Esakia No.54, pp. 105-107, March 31, 2014 九州大学農学部昆虫学教室発行
【論文タイトル】
A new leafhopper of the genus Trifida Thapa et Sohi
(Hemiptera, Cicadellidae, Typhlocybinae) from Japan
“日本から新種のトリフィダ属(半翅目,ヨコバイ科,ヒメヨコバイ亜科)のヨコバイを発見” |
理数科課題研究では7名の生徒が研究を行いました。高大連携として、九州大学農学部昆虫学教室に採集や標本作成、昆虫の調べ方などの研究指導して頂きました。研究活動の詳細はこちら。
[班長]長柄 豊 [副班長]大岩将太郎
[班員]白木理央、桑野高彰、久保田陸斗、松下昇平、岩本芙美子 |
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昆虫採集の実習。捕虫網と吸虫管によるスイープ採集と吸引器による採集 |
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昆虫標本の作製指導。校内で採集された様々な昆虫の標本作りに挑戦しました |
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昆虫学の講義や種の同定方法を学びました |
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